10月24日の話。

夜分遅く仕事中に携帯電話が光った。自宅の親父からのMAILだっ

た。



「鹿児島のじいちゃんが亡くなりました。」



享年102歳。

近頃はさすがに惚けてしまって、会話も成立しなくなり、寝たき

りで時間の問題と言う話は聞いてはいたのだが…。実際、直面す

ると…ね。春先にゃ、関西の叔父もガンで亡くなったばかりだし、

続く時は続くもの。



自分は長生きしないだろうと、30前に死んじゃうんだとか、太く

短く。とか例の大予言、恐怖の大王様が降ってくる時が丁度30過

ぎで、そこできっと消えるんだとか、世界のロックな兄様方の生

き様を眺めつつ漠然と思っていたもんだけど、気が付きゃ35歳。

憎まれっ子世にハバかる？意外に運命は俺に寛大なようだ。



でも去年ダチが交通事故で亡くなって、改めて同世代の死に直面

してから、今はやっぱり長さより、毎日の密度を求めている。

短くってのよりは精一杯充実させて、いつどこでコケても悔い無

くしたい。結果としてオマケに長さが付いてくれば…ってそう思

う。…と、理想は理想で日々そんな思い通りに行く日なんてそう

そう無いんだけど…。



亡くなった祖父に



心からの冥福を祈りつつ合掌…。